決算書がカンタンに読めるようになる!ポイントが分かる決算短信の読み方と入手方法
「投資する会社を選ぶために決算短信を読みたい」
「決算短信って投資初心者の私には難しそう」
「決算短信が読めるようになるか不安」
「そもそも決算書や決算短信はどこで手に入るの?」
この記事は、そんな方に向けて書いています。
決算書とは
正式には「財務諸表」と呼ばれ、会社の一定期間の経営成績や財務状態を明らかにするために作成される書類です。
諸表とういだけあってたくさんありますが、重要視するのは「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュ・フロー計算書」の3点だけで、この3表をまとめて「財務三表」といいます。
決算書はどこで手に入るか
決算情報を得る方法は2通りあり、
①決算短信
②有価証券報告書
です。
上場している会社ならどちらも簡単にネットで見られますが、まずは「決算短信」で会社の大まかな経営状況をつかむのが良いでしょう。
ネットで「企業名 IR」と検索してみてください。企業の投資家向けページに行くことができるので、そこで決算短信と有価証券報告書のどちらも見ることができます。
また、各証券会社のお客様サイトから銘柄名を検索し「適時開示」のページからも入手することができます。
決算短信とは
単純に「短信」とも呼ばれます。
有価証券報告書は年1回のみの公開ですが、短信は四半期ごとに年4回公開されるため、タイムリーに会社の経営状態を把握することが可能です。
また、重要な数字が冒頭にまとめられており、分かりやすいのが特徴です。
例として、下の画像はキーエンスの2020年3月期の短信ですが、1ページ目に経営成績、財務状態、キャッシュフローが簡単に記載されていて、これだけで会社の経営状態の概要が掴めます。
まずはこれを確認してから詳細に分析する場合には財務三表を確認すると良いでしょう。
財務三表はページを送っていくと確認できます。
短信の見方について少し解説します。
「(1)連結経営成績」を見ることで、前年同期に対しての売上や各利益の増減が確認できます。
キーエンスの短信を見てみると売り上げ・利益ともに前年同時期に対し減少していてあまり良い状態とは言えません。
「(2)連結財政状態」を見ることで、前年同期に対しての資産の増減が確認できます。
キーエンスの短信を見てみると純資産も自己資本比率も増えており健全と言えるでしょう。
しかし自己資本比率95.8%というのは驚異的高さですね。すごい会社です。
「(3)連結キャッシュ・フローの状況」を見ることで、前年同期に対しての現金の出入り状況が確認できます。
では、もう一度キーエンスの短信を見てみます。
「営業活動によるキャッシュ・フロー」からは、前年からは減少したものの事業でしっかりと現金を生み出せていることが分かります。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」からは前年よりも多くの金額を会社の将来のために投資できていることが分かります。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」からはしっかり借金を返せているが分かります。
このように、短信の1ページだけで会社の経営状態がざっくりと把握できるのです。
最後に
今回は、決算短信から簡単に経営状況を見る方法をご紹介しました。
財務三表の読み方についてもまた今度ご紹介したいと考えていますので、そちらもご覧いただければと思います。
それでは、また次回。ごきげんよう。
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