SBIアプリでの損益シミュレーターの使い方
目次
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オプション取引では、プレミアムの価格が時間軸で変動したりと、指数に比べ価格の付き方が複雑だったりするので、特に複数のポジションを所有している場合には損益が分かり難いといった場合があります。そんな時に活躍するのが損益シミュレーターですので使い方についてご紹介します。
まずはアプリのインストール
ここでは、SBI証券が提供する先物・オプション取引専用アプリ「HYPER先物・オプションアプリ」を使用した損益シミュレーターの確認方法のご紹介をしますので、アプリをインストールしログインしましょう。
![](https://i1.wp.com/otochanclub.com/wp-content/uploads/2020/05/0.jpg?resize=438%2C152&ssl=1)
SBIのアプリを使った損益シミュレーターの使い方
では、SBIアプリでの損益シミュレーターの使い方を順に説明します。
1.メニューを開く
![](https://i1.wp.com/otochanclub.com/wp-content/uploads/2020/05/1-1.jpg?resize=277%2C492&ssl=1)
2.損益シミュレーターを開く
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3.「ポジション設定」を押す
![](https://i1.wp.com/otochanclub.com/wp-content/uploads/2020/06/e44f877898855cc884e4c20aa3ad16e3.png?resize=324%2C576&ssl=1)
4.ポジションを追加しよう
「+」を押してポジションを追加しよう。
![](https://i2.wp.com/otochanclub.com/wp-content/uploads/2020/06/d9dd5be58fbe4db26f92822b7517862e.jpg?resize=272%2C483&ssl=1)
5.買いポジションの追加
ここでは、日経225オプションのコールの「買い」を22,500円で2枚と「売り」を22,000円で1枚購入した場合の損益をシミュレーションしたいと思います。
まずは買いポジションから設定していきます。
商品を「日経225OPコール」にし、限月を選択。権利行使価格は22,500円を選択します。売買を「買い」とし、数量を「2」と入力します。
最後に「決定」を押します。
![](https://i1.wp.com/otochanclub.com/wp-content/uploads/2020/06/79d1c02724093b0b72c6a83689329ed9.png?resize=324%2C576&ssl=1)
6.売りポジションの追加
同じように売りポジションも下の画面の通り設定します。
![](https://i2.wp.com/otochanclub.com/wp-content/uploads/2020/06/63d02c96077ff107fda253818aaf3278.png?resize=324%2C576&ssl=1)
7.損益シミュレーション開始
ポジションが設定できたら「シミュレーション計算」を押し、どんな推移になるか見てみましょう。
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損益推移を見てみよう
先ほど設定したポジションの損益推移を見てみましょう。ポジションをおさらいします。
①日経225オプション コール「買い」 22,500円×2枚
②日経225オプション コール「売り」 22,000円×1枚
※画面には日経平均約22,500円くらいになってますが、この時、取引所は閉まっていて日経先物は22,300円くらいだったと思います。たしか。。。
さて、下の画面が上記ポジションでの推移ですが、グラフ上の赤いポインターで日経225を動かすことによって日経が推移した時の損益が確認できます。
損益は赤枠の中の「損益(期中)」、「損益(満期)」となります。「損益(満期)」というのはポインターの価格でSQ日(先物の満期日)を迎えた時の損益になります。
オプション取引の場合、先物価格×1,000倍の取引となりますので、下の画面では22,500円で満期を迎えると「-520×1,000=520,000円の損失」となります。期中(2020/06/27)では「72×1,000=72,000円の利益」というふうな見方をします。
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では、赤いポインターで日経225を動かしてみましょう。
ポインターを21,000円まで動かすと、赤枠内の損益が変化します。
下の画面を見ると損益(期中)は「-62」となり、損益(満期)は「-20」になりした。
期中の損益はマイナスに転じましたが、満期のマイナス幅は減少しました。
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次にポインターを24,000円まで動かします。
すると、損益(期中)は「1,033」、損益(満期)は「980」となります。これは満期に日経225が24,000円で終えると980,000円の利益になるということです。
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オプションの価格は時間軸によっても変動します。次は、下の画面の赤い矢印を動かしてみてください。「損益(期中)」の価格が推移すると思います。確認してみてください。
![](https://i2.wp.com/otochanclub.com/wp-content/uploads/2020/06/dd03603f3cd9ad9f2b4c371fec8161b4-1.png?resize=324%2C576&ssl=1)
時間軸が満期に近づくにつれ、期中の損益グラフが満期のグラフに近づいていくのが分かります。
気づかれた方もいると思いますが、期中でしたら損益のマイナスは大きくなりません。しかも日経225が大きく上がれば大きな利益になります。つまり、今回のポジションは期中であれば損失を抑えることができ(満期でもある程度抑えることができますが)、利益は大きく狙えるポジションとなります。
今回のポジション以外にも、オプション取引では組み合わせによっていろいろな戦略が取れます。今回ご紹介した損益シミュレーションを使っていろいろ試してみると楽しいですよ。
おまけ
最後に、オプション取引で使える別の戦略も簡単にお教えします。
■損益は限定させ、日経225が上下どちらかに大きく動いたと時に利益を取るポジション。
【ポジション内容】
・23,000円のコール「買い」×1枚
・22,000円のプット「買い」×1枚
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■日経225が動かなくても利益が取れるポジション。ただし、大きく動くと爆損になるので注意。
【内容】
・23,000円のコール「売り」×1枚
・22,000円のプット「売り」×1枚
![](https://i2.wp.com/otochanclub.com/wp-content/uploads/2020/07/Screenshot_20200629-064400.png?resize=324%2C576&ssl=1)
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